自己紹介


さてこんな攻撃的なブログを書いているのはいったい誰なのだろう?

なんかちょっとむかつく、こんなこと言ったら損なのにとか思っている人もいるでしょうね。

先ほどあるワイン関係者から誰が書いているのかはっきりと分かるようにした方が良いと言われたのでちょっと自己紹介をしたいと思います。


私は今から30年ほど前にワインに初めて出会い感動し、その日にたまたま発刊されたばかりのロバート・パーカーのブルゴーニュとボルドーを買い、それを持ちながら毎日ワインショップに通ってワインを飲みまくる日々が始まりました。日本で一番ワインを飲んでいるのではないかと思うくらい、もしワインを飲んでいなかったら今頃金持ちになっていて家の二、三軒は所有しているはずです。


その当時からちょっとしたバーをやっていたので、その次のお店はワインとスピリッツにしようと思い、その当時ではまだなかったワインを置いてあるバーを始めます。お店の名前はサヴァサヴァ。セラーも特注で作り結構珍しいスピリッツとカクテル、そしてワイン、その当時は日本酒も扱っていましたね。この当時はワインをカウンターで飲むなんて習慣はなく、勧めてもワインはレストランで飲むものでしょなんて感覚の人が多かったのです。ところがこっちは思いっきりワインにはまっていたので、とにかく知り合いを中心に無理矢理ワインを飲ませていました。もうその当時はワインでも日本酒でも、スピリッツでもくらくらくるようなものが多くあり、そういった気が狂うようなお酒ばかりを扱っていたものですからもう皆さん中毒症状を起こし、挙げ句の果てにはメニューも見ずに「今日は何か良いものありますか?」的なのりになっていました。カウンターでワインを飲む人も増えに増え、その当時としてはワインの価格的には皆さん慣れていないので高いと思っていたでしょうが、それでも今から考えると恐ろしいほどに安かった。30年前とはそれほど貨幣の価値は変わっていませんからワインの価格上昇は異常なほど。とにかく今では有名だったり価格が高すぎるワインもまだまだ安く知られていないワインも多かったのでいくらでも買えたのです。まあとにかくこの時期にトップダウンで良いワインを飲みまくり今でも脳裏に焼き付いています。


それから3年ほどたち、もう一軒お店でも作ろうかなと思ったのがヴァン・ヴィーノ・ブリュレです。

多分まだワインバーというカテゴリーはなかったと思います。

とりあえず一階でスピリッツとカクテル、二階はワインと食事にしようと思い、何となく無謀かなと思いながら開店したら2ヶ月もたたないうちに想像できないほど活況に!毎日ワインを運び込まないと足りなくなるような状況でとにかく東京中のワイン好きが集まってきたのです。毎日狂ったような日々が続きます。その当時は私も一番お金のあった時期なのでついいい気になり悪友と豪遊していました。バブルの名残が続いていた時期。それから数年たち、だんだん古酒などの状態が悪くなってきます。もうかなり日本がヨーロッパにある古酒を買いまくり、挙げ句の果てにはレストランの在庫まで買い取り、生産者の蔵には古酒もなくなってきた時期です。「これはいかん!」と思い、いろいろと試行錯誤していた頃に合田さんたちと出会います。昔から知ってはいたのですが、ル・テロワールを設立し状態の良いワインを輸入し始めます。かなり心に響くワインもあったので徐々にそちらに移行。でももうワインなんてやめようかななどと心の底で思っていたのです。「あ〜つまんね〜」


まあとりあえずお店を撤退するのも大変だしと思いながら行き着いた結論が、どうしようもない古酒を出すくらいなら今まで扱っていなかったような新しいヴィンテージでも美味しいちゃんとしたコンディションのワインに移行しよう!お店は暇になるだろうけど、自分が美味しいと思えないワインなんて出したくない。ヴァン・ヴィーノ・ブリュレはある時期大転換したのです。そして予想通り昔のような活況な感じは徐々になくなっていきます。そしてワインショップを始めます。それがまたお店を暇にする原因にもなり、徐々にヴァン・ヴィーノ・ブリュレのお客様がワインを買ってくれるようになったためにお店は常にとんとん状態。それでも10年以上続け、水漏れが直らないという状況に陥り閉店。この時期に飲食店からは撤退、そして引退。


このような課程があり、現在はワインホリック一本でワインショップを展開しています。とにかくワインを飲みまくりありとあらゆるワインの世界を経験してきましたから、今でもワインを思い出せるくらい印象的なワインは脳裏に焼き付いています。時代の変遷でどのようにワインが変わってきたのか、そしてワイン仲間たちがどのようなワインを好んでいたのか、そういったことを分析し、毎日お相手していたお客様をずっと見てきたこと、目の前で出すワインの印象を顔色を見ながら、飲むスピードを見ながら、楽しみ方を見ながら、そんなことをずっとしてきたわけです。


でも今ワインショップはまさに天職だと思っています。飲食店で長い間培ってきた経験が今凄く役に立っています。一時は極号ソムリエなどと言われずいぶんいろいろとやってきましたが、今はとにかく美味しいワインを紹介できるこの仕事が一番合っている感じがします。


そしてこれだけワイン業界にいたのであまりにも酷い実態の世界もよく知っているのです。インポーターとのつきあいも当然30年以上。どのインポーターがどういった特徴があってどのようなワインを扱っているのか、どのように変化してきたかを全て見ています。何でこうなの?てな疑問も沢山!


どうして旧態依然として前に進もうとしない権威主義的なワイン業界。今ラシーヌが世界的にも注目されるインポーターになったのに日本のワイン業界はこれで良いのか?


まだ誰も手を出していない、怖くて言えないこと、ワイン業界を知っていながらもしがらみのない私だからこそ言えることを言っていこう。もっと業界よりではなくワインを愛する皆様のために真の姿を語っていこうと思い始めたのがPUR SANGです。

ワインショップをやってはいますが、別にうちで買わなくても良いです。でもうちのワインはどこよりもコンディションが良く美味しいのです。そして多分こんなワインショップは世界中探してもないでしょう。でもとにかくここでは私がどう見ているかを知って是非自分で理解し実践して欲しいのです。とにかく物議を醸し出すようなことが多いと思いますが、少しでもワイン好きのために語っている言葉を聞いて下さい。気にくわないと思ってもみてみて下さい。それで本望です。


今井健夫


ワインショップ ワインホリック