温度変化がワインを駄目にする
私がこのことに気がついたのは、昔仕入れていたワインショップのおかげです。そこのワインショップは直輸入したワインがメインで、倉庫と店舗に分かれています。通常送ってもらうワインは倉庫から出荷されており昔にしてはかなり良い状況でした。ところがある日直接ショップに行き店舗に置かれているワインを購入したのです。そのワインの酷かったこと。ショップではワインはそのまま棚に置かれており、ショップ自体は冷房がかかっていてある程度温度が低いのですが、それでも倉庫に置かれているワインとは雲泥の差。倉庫にワインは箱に収められたままに置かれていました。そこには地中深い倉庫があり、そこはほとんど人が入らないような環境でワインはそのまま置かれておりそこのワインには問題がありませんした。
さてここから学ぶべきことは沢山あります。
まず倉庫のワインは箱にそのまま入れられていることで倉庫内の温度変化から箱に入れていることで守られていること。このことにより倉庫内の微妙な温度変化から更に守られていると言うこと。
店舗の場合、人の出入りなどにより倉庫内の温度変化より幅が大きくなり、かつそのまま置かれているために温度変化の影響を受けやすい。
地中深い倉庫の場合、人の出入りがほとんどなく、地中深く掘ってあるためにごくごく自然の状況で温度変化が極めて少ない。フランスなどの生産者の倉庫と同じような環境です。
つまりワインは温度変化に弱いのです。経験上ワインは一日に1〜2度の変化が限度でそれ以上変化の幅が多いとワインの酸が劣化していきます。年間の温度差はそれほど問題がなくよほど高くなったり低すぎたりしない限り大きな問題にはなりません。それは生産者のセラーと大差ない環境です。
ワインは酸がダメージを受けると味わいがぼやけて輪郭が明確でなくなり多くの要素が失われます。ワインは二度と復活することはありません。
家庭などで使われているワインセラーでも安価なセラーの場合温度変化が多く入れておくほどにワインが駄目になっていくようなセラーもあるので要注意です。出来るだけ知名度の高い最新のセラーの方が安心。現段階ではフォルスターのデュアルが最もお薦めです。
ワインセラー内の温度変化の少なくするためには出来るだけ空間を少なくすることが必要です。出来るだけワインを詰め込んだ方が良いのです。ワイン自体が冷え相互に冷やす効果があり、空間が多いほどに空気の温度変化がワインに温度変化をもたらします。
大きな部屋をそのままセラーにしている場合、空間が多く温度変化しやすいのでセラー内でも箱などに入れておくとワインは温度変化を受けにくくなります。
飲食店に行ったときにどのようにワインが管理されているかをみるだけでそこのワインの美味しさが分かるのです。
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