ワインセラーの使い方と振動対策

ワインセラーは種類によって性能が大きく違います。ご家庭でワインを楽しむ以上、ワインセラーは絶対に必要な物ですが、セラーによって性能が違いますので意外とワインを駄目にしてしまうセラーもあることを知っておいて下さい。私が現段階で最もお薦めできるのはフォルスターのデュアルです。


さてワインセラーによっては温度変化が大きく、ワインがどんどん劣化してしまうセラーもあります。ある程度機能が高いセラーでも空間が多すぎると温度変化を起こしやすいのでワインを常に一杯に詰め込んでおくことが温度変化を防ぐこつでもあります。


振動に関してはセラーによってはモーターの音などがする場合は間違いなく振動があると思った方が良いと思います。振動はワインの分子を不安定にするために常に揺らされて状態となり、ワインの甘みが出ずに輪郭も明確でなくなり本来の味わいが堪能できません。そのような場合はセラーを買い換えるかメインテナンスすることをお勧めいたします。


ワインをプチプチに巻いたままセラーに入れることで多少振動対策になりますが、インターネットで振動パットなどが売っていますのでそれを各仕切りの上に置き、振動対策をするのも一つの手です。これでかなり味わいに変化があるはずです。


さてワインセラーは赤白共に入れる場合の温度設定は14〜15度が理想ですが、実は昔から調味料は冷暗所にといわれていますが、今の時代冷暗所などないところが多い。そこでワインセラーを利用するのです。特にオリーブ・オイルは酸化しやすくすぐ味わいが変化してしまいます。しかし冷蔵庫では温度が低すぎてエキス分が固まってしまいます。でもワインセラーだと固まらないので実は理想的な保存場所なのです。またチーズなどもタッパーに入れパセリなどを水で濡らし一緒に入れておくといい保存場所となります。ただしチーズの場合はこの温度帯だとすぐ食べられますが、熟成は早くなります。


ワインセラーを買うときに奥様に相談して却下される方が多いようですが、このような利用法が分かれば少しは可能性も出てくるかもしれませんね。


私のうちでもセラーにはバルサミコ、オリーブオイル、生醤油、自家製ポン酢などが入っています。


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PUR SANG

美味しいワインがなかなか見つからない、ワインのことが今ひとつよく分からない、美味しいワインを探したり美味しく楽しむためのテクニックを学んでみて下さい。

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