ドメーヌ・リュシアン・アヴィエ
初めてこのワインを飲んだとき、まるで極上のピノ・ノワールのようで驚きました。トゥルソーにありがちな堅さなど微塵もなく飲んだ人たちが皆感心したほど!ジュラのワインのイメージが大きく変わった瞬間です。今までほとんど地元で飲まれていたために今までほとんど日本への入荷はありませんでした。今回ラフィネが最高のコンディションで輸入してくれたために本来の素晴らしさを体感できたのです。感謝!
詳細・歴史
モンティニ・レ・ザルシュール村はアルボワのすぐ北に位置する産地です。ジャック・ピュフネィやステファン・ティソなど優れた生産者を多く擁していますが、そのうちの一人、「バッカス」の愛称で親しまれ、誰もがその名を知る偉大なヴィニュロンがリュシアン・アヴィエです。現在ドメーヌは息子のヴァンサンに引き継がれましたが、リュシアン本人は現在もカーヴで目を光らせています。手書きふうのエチケットは50年前からデザインを変えていません。
畑
所有する畑は約6.5haで、赤・白の割合は半々です。平均樹齢は約40年。土壌は大きく分けて三種類、粘土質(ケイ素の岩石を含む)、石灰質(砕けた石灰岩石を多く含む)、リラ紀の灰色泥炭質です。モンティニ村はトゥルソー品種に非常に適した土地として昔から知られ、他の土地に比較すると完熟が遅く果実は芳香に富み、また、土壌に鉄分が含まれることから、赤みの色調も濃いめです。ただ、皮が非常に薄く繊細な品種で醸造も難しい為、1960年代前後から比べると、1/3はピノ・ノワールに植え替えられてしまっているとのこと。
醸造
収穫は手摘み。トゥルソーの醸造は古い木樽で行われ、12~18か月間熟成されます。新樽は一切使用しません。
ドメーヌ・リュシアン・アヴィエ / アルボワ・トゥルソー・キュヴェ・リュザール [2013]
ドメーヌ・リュシアン・アヴィエ / アルボワ・トゥルソー・キュヴェ・ロジエール [2014]
ドメーヌ・リュシアン・アヴィエ / アルボワ・トゥルソー [2009]
ドメーヌ・リュシアン・アヴィエ / アルボワ・トゥルソー・キュヴェ・マルヌ・ルージュ [2014]
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