Jules Metras ジュール・メトラ

今回初めて輸入されたイヴォン・メトラの息子が作るワイン。輸入量はごく僅かで割当制だったがメトラと比べてもっと自然派寄りの軽やかな味わい。最近世代交代の前に息子が独立に近い形で自分の名前でワインをリリースすることが多くなったが、ジュール・メトラもそうだが父親の味わいとは路線が同じでも若干の差がある。イヴォン・メトラはここ1〜2年驚くべき進化を遂げブルゴーニュの大物にも迫る勢いでボジョレー地区の概念を覆しつつあるが息子の才能もこれを後押しするものであることを確信する。


オーナー:Jules Metras ジュール・メトラ 

地域: AOC Beaujolais-Villages 

醸造・栽培責任者 : Jules Metras ジュール・メトラ 


【ドメーヌについて】 

創業年: 2014年 


ドメーヌ解説:

栽培の専門学校を経て、2010年、父イヴォンの営むドメーヌに戻ったのち、自身の畑を正式に所有した。最初の収穫が2014年。畑はフルーリーにある父のセラーから5kmほどの所にある。現在は、本ドメーヌと父のドメーヌの二ヶ所でワイン造りを行っている。 


略歴:

2008年よりジェラルド・ウストリック(南仏アルデッシュ県ル・マゼル)で研修を始め、翌年はボーヌの学校に通いながら、ジャン=フランソワ・カヌヴァ(ジュラ)で1年間研修を続けた。BTSを取得後、父のドメーヌに戻り自分の畑を得る前に、チリのルイ・アントワーヌ・リュイットやニュージーランドのリッポン・ヴィンヤードなど各地で経験を積んだ。 


哲学:

畑とセラーで“きちんとした”仕事をすること。その信念を持って、より純粋なワイン造りを模索し続けている。


【畑について】

栽培方法: ビオロジック

その栽培方法の開始時期: 創業当初から

その栽培方法を適用している畑名: 全ての畑

栽培方法の将来的な展望: ビオディナミに興味を持ち始めている


認証機関: 認証はとっていないが、より自然な方法で行っている

土壌: 花崗岩、わずかに粘土を含む

自社ブドウ畑面積: 1ha 

自社ブドウ畑の数: 2

自社栽培ブドウ品種: ガメ

主な仕立て方法: ゴブレ式

仕立ての支柱の素材: 木

仕立ての添え木の素材: 木


【醸造について】

醗酵容器: ポリエステルタンク(50 hl) 

熟成容器: ポリエステルタンク(50 hl) 

セラー環境: フルーリーにある父イヴォンの所有するセラー。自分の畑から5kmの所にある。 

年間生産ボトル本数: 3800本/年


【ワインについて】 

●Beaujolais Villages « Bijou » 2014 ボジョレ・ヴィラージュ・ビジュー

品種:ガメ100%

原産地呼称:Beaujolais-Villages 

畑: La Chappelle “Chauvet”土壌: 花崗岩 畑の標高: 200m 栽培面積: 0.5ha 仕立て方法: ゴブレ式 平均樹齢: 40年 植樹密度: 10000本/ha 収穫量: 25 hl/ha


畑: Lancié “Lot de Bruyéres” 土壌: 花崗岩、10%の粘土を含む 畑の標高: 200m 栽培面積: 30ha 仕立て方法: ゴブレ式 平均樹齢: 35年 植樹密度: 10000本/ha 収穫量: 50 hl/ha  


醸造

選果場所: 畑の中、セラー マセレーションの有無: あり、15日間 酵母の添加有無: なし アルコール醗酵期間:18日間 醗酵温度コントロール: なし(醗酵槽に入れる前にブドウを10°に冷やす) 熟成容器: ポリエステルタンク 熟成期間: 7ヶ月間 濾過清澄: なし 澱引き: ビン詰め前に一度 亜硫酸添加: 0mg / L このキュヴェの年間生産ボトル本数: 3800本 ワインまたは畑の名前の由来:畑名の“La Chapelle Chauvet”は、ジュール・ショヴェ氏が所有していた古木の畑を買い受けた区画。キュヴェ名の‘ビジュー’は、エレガンスや美しさを称揚する時に使うボジョレ地方の表現。 


●Beaujolais Villages « Bijou » 2015

ボジョレ・ヴィラージュ・ビジュー 品種:ガメ100% 原産地呼称:Beaujolais-Villages 収量:20hl/ha マセレーション期間:3週間 アルコール発酵期間:40日 熟成期間:8ヶ月 年間生産本数:3000本 


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