ワインセラーの選び方
ワインセラーはワインを美味しく楽しむための生命線です。
日本のような四季があり夏場の暑さが異常なほど高くなる地域では、自然な状態でワインを保管することはかなり無理があります。石切場のような温度の安定した洞窟でも近くにない限り一般の方はワインセラーを購入するしかないのが現実です。
ワインセラーは常に進化しており新しい品番のセラーほど秀逸であることが多いのですが、セラーにかけるお金をけちってしまうとせっかくの良いワインも本来の持ち味を堪能することが出來ません。
一般的にセラーはけちってワインにはお金をかけるという現象が多く見受けられますが、これは全く逆なのです。秀逸なセラーを購入すればリーズナブル系のワインでも素晴らしく美味しく感じることができる、これが正しい姿です。
最近のワインセラーは温度帯が二つに分かれている物が多くなってきていますが、現実的に白泡、赤と分けて入れられるので非常に便利です。このように出してすぐ楽しむことが出来るのが現実的です。今までは2台セラーを購入しなければセラーから出してする楽しむことは出来なかったのです。
ワインセラーは高価であれば秀逸で安ければ性能が悪いという一般的な流れはありますが、それだけでなく性能の高さを見極めなければなりません。大事なことは振動がないことと温度変化が一日2度未満であることです。営業マンや他人の意見に左右されることなく使っている人の意見を聞いたり、しっかりと調査して購入すべきです。カタログの数値も実はあまり当てになりません。開け閉めの多い飲食店などでは温度回復力も問題です。
フォルスターのデュアルは2年ほど使っていましたが、素晴らしい性能でワインを落ち着けるほどに甘みが出てくるような理想的なセラーです。業務用にも適しています。さすがワインセラーの元祖といえる性能の高さです。
ただ問題点は最近のワインセラーは中国などで作られていることが多いために初期不良や個体差があると言うこと。性能にばらつきがあるのです。ですからセラーを購入したら初期不良がないかを確認することも購入者側の責任です。これをちゃんとしないと高額な買い物で失敗することになります。クレームは早めにが鉄則です。
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